好きが溢れるヒントを東洋医学から考えてみる
東洋医学ってとても哲学的だなーと思っています。
哲学と言うと難しいイメージがあるかもしれませんが、毎日をより心地よく過ごすためのヒントというか。
東洋医学の考えには、そんなヒントがたくさん散りばめられている気がします。
今日は東洋医学からみる好きが溢れるヒント。
そんなお話をしてみようかと思います。
陰と陽ってご存知ですか?
太陽があって月があって。
昼があって夜があって。
表があって裏があって。
男がいて女がいて。
東洋医学では、対になる物事を陰グループと陽グループの2つのグループに分けます。
そしてお互いのバランスはどうなっているかな?なんてみたりします。
どちらがいいとか悪いとかどちらか正しい正しくないとかそういう事はなくて。
発散、動的イメージの方が陽
吸収、静的イメージの方が陰
簡単にまとめるとこんな感じでグループ分けされています。
陰と陽はどこまでも陰と陽
ここでの大切なポイントは、陰と陽は必ずセットで存在しているということです。
陰が全く0になることも、逆に陽が全く0になることもありません。
どういう事かと言うと…
例えば、昼と夜でみると昼は陽。
けれど、昼の部分だけを取り出して見てみると陽が100%になるかと言ったらそうではないという事。
昼だけを見てみると…
例えば夏の昼は陽で冬の昼は陰。
そして、また夏の昼だけを見てみると…
夏至の日の昼は陽で立夏の日の昼は陰。
このように、陰と陽はどこまでも陰と陽に分けられるということ。
バランスの変化はあれど、常に対立する物事がセットで存在しています。
このことを陰陽可分(いんようかぶん)と言います。
天人合一(てんじんごういつ)という考え
東洋医学の考え方の一つで、自然界で起こることは人にも起こりますよというものがあります。
これを天人合一(てんじんごういつ)といいます。
ということは、自然界に陰と陽があるということは、私たちの身体の中や身の回りに起きる物事にも陰と陽があるという事。
どちらがいいとかどちらが正しいとかそういうのはなくて。
ただただ、対立する物事(陰と陽)が必ずセットであるということです。
たとえどんな小さな物事の中にもね。
そんな世の中なんだよーと東洋医学は教えてくれているわけです。
そこから見えることは?
例えば、何か1つの物事があるとします。
その物事の中には必ず陰の部分と陽の部分があります。
じゃあ、そんな中で陰の部分を見るか陽の部分を見るか。
どこにスポットライトを当ててみるか。
スポットライトを当てるのは誰ですか?
それは私たち一人一人。
どこにスポットライトを当てるのかは私たち一人一人が自由に決められます。
そう思うと、どこを見るか何を見たいか。
私たち自身がそれぞれ好きなように決めればいいわけで。
言い換えると、どこを見るかでどんな事も楽しいなーと思えたり好きだなーって思えたり。
そんな毎日を誰でも作れるという事です。
最初の方にどちらがいいとか正しいとかないですよと書きました。
でも私たちは感情を持つ人なので、嫌なものは嫌!楽しくない事は楽しくない!
そう思うことだってあります。
これを陰の物事とすると、時には陰しか見えないように感じることもあります。
でも世の中は陰と陽は必ずセットであるので、好き!楽しい!みたいな陽の物事が必ず陰の中に隠れているということです。
まとめ
1つの物事に陰と陽は必ずある。
これはどうしようもない事。
真っ暗に見える事の中にも光はある。
楽しい!HAPPY!と思っていたのに気付いたらアレー!?みたいな事もある。
あるある。
絶対に暗くしか見えないような物事にも明るい部分は隠れています。
だったらせっかくなら楽しいや好きやいいなが増える毎日の方が心地いいって思いませんか?
あとはどこにスポットライトを当てるかだけ。
どこにスポットライトを当てるか、どんな毎日を見ていたいか。
それは私たちそれぞれ1人1人の自由。
楽しいな、いいな、好きだなって思える事探しを一つ一つ続けていく。
すると、楽しい!イイ!好き!ばかりが溢れる毎日になる気がしませんか?
好きが溢れる毎日はその積み重ねだと思うのです。