薬剤師&鍼灸師がコーディネートする“なりたい私”の基礎作り

東洋医学の視点から薬剤師&鍼灸師が毎日を快適に過ごすちょっとしたセルフケア法をお伝えしています。

もう秋!?立秋〜秋を意識して

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やっと梅雨が明けて夏らしくなってきました。

 

が、2020年8月7日は二十四節気の立秋です。

 

信じられないですが、暦の上ではもう秋。

意識だけでも少しずつ秋の準備をしていくといいですね。

ということで、立秋の頃の過ごし方をご紹介します。

 

 

 

立秋とは?

初めて秋の気立つがゆへなれば也 (暦便覧)

 

秋の始まりです。

まだまだ実感はないかもしれませんが、少しずつ秋の気配を感じ始める頃。

 

立秋は

  • 2020年8月7日
  • 2020年8月7日〜8月22日

日と期間両方さします。

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暑さの方は、これからまだ気温もあがるのでは?という感じですが、立秋以降の暑さは「残暑」

挨拶状は、残暑見舞いにかわります。

※立秋前までは暑中見舞い

 

立秋の頃の過ごし方

季節の変わり目のポイントはなんでもそうですが、次くる季節を意識すること。 

立秋の頃は、秋を意識して過ごすといいと思います。

冷えたとき

暑い暑い毎日ですが、気の流れは体感よりも一歩先をいっています。

 

冷房に当たりすぎたり、冷たいものの取りすぎや薄着のしすぎは、思った以上に身体を冷やしやすくなり始めます。

うっかりしていると夏風邪…なんてことも少なくないです。

 

身体が冷えたかも?というときは、厚着をするとかではなくて、とりあえず外に出て外の気温を感じてみましょう。

※とはいえ、熱中症には要注意ですよ!

 

まだまだ気温は高めなので、外気で身体が温まるだけでなく“気”も取り入れることができます。

それにこの時期は、特に何もしなくても汗をじんわりかくことができます。

 

後ほど書きますが、この汗も秋の準備に大切。

 

夜など外も涼しくて冷えがとれない場合は、ぬるめのお風呂に入って温めるのもいいです。

お風呂も汗が出ますしね。

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乾燥に注意

秋は燥邪(乾燥の邪気)といって、乾燥に要注意の季節です。

 

乾燥が身体に悪さをすると、皮膚が痒くなったり咳など呼吸器系の不調が起こりやすくなると言われています。

 

そんな時に「汗」です!

汗は自分で作ることができる天然の保湿剤です。

 

熱中症には注意ですが、少しだけでも外へ出たりお風呂に入ってじわっと汗をかきましょう。

乾燥を防ぐことは、お肌のバリア機能を上げるのにも大切です。

 

呼吸を意識

秋は乾燥で呼吸器系の不調が起こりやすくなると言いましたが、東洋医学的にもともと秋は肺が担当する季節です。

 

呼吸を深くすることを意識して、肺を動かしてあげるといいと思います。

ついでに肩や肩甲骨まわりもほぐしてあげると、より呼吸がしやすくなりますよ。

 

旬のもので暑さ調整

秋を意識といえど、まだまだ暑い頃です。

 

旬の果物や野菜をうまく取り入れて、暑さや水分調整をするといいと思います。

すいかや桃、トマトやきゅうりなど旬のものはとにかくみずみずしくて美味しいです⭐︎

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キーワードは「収」

秋冬は明らかに陰の気が強くなってきます。

陰のイメージは、静か、落ち着きとかそんなイメージ。

 

そして秋のキーワードのひとつは「収」

「収」のイメージは、まとめる、とりいれる、整理整頓とかそんなイメージ。

 

夏はパワフルにどんどん動いて良いよー!という季節でしたが、秋からは少し違います。

無理に動き回ったりすると、収まるはずの気が取り散らかって逆にストレスになることも。

 

  • なんか動き回りすぎてるかも?
  • 焦りすぎてるかも?
  • 忙しくしすぎてるかも?

 

そんなときは、一呼吸おいて静かな時間を作りましょう。 

疲れてるなと感じたら、思い切って早く寝たり休むことも大切です。

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また「収」は「収穫の収」でもあります。

 

立春のあたりに立てた目標や頑張ってきたことが気付いたら実になっている方も多いと思います。

まずは素直に自分を褒めましょう!

 

たとえ当初思っていた結果になってなかったとしても、一度振り返ってよしよし!とただ認めてあげるのも大切ですよ。

 

そして、自分の目標ややりたいことをもう一度見直したり整理してみる時間を作るといいと思います。

 

まとめ

実感はなくても暦の上ではもう秋です。

 

夏らしい暑さを楽しみつつ、意識は秋に向けて心と身体の準備を始める。

そうすると秋がスムーズに迎えられますよ。