薬剤師&鍼灸師がコーディネートする“なりたい私”の基礎作り

東洋医学の視点から薬剤師&鍼灸師が毎日を快適に過ごすちょっとしたセルフケア法をお伝えしています。

東洋医学的!処暑(しょしょ)の過ごし方

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ここ数日朝晩は涼しくなってきて空気も変わってきましたね。

 

2020年8月23日からは二十四節気の処暑(しょしょ)

 

処は「止む、終わる」という意味。

暑さがそろそろ終わりますよーという頃です。

 

2週間ほど前に体感としては感じられないものの暦の上では秋(立秋)に入っていました。

処暑からはいよいよ身体でも秋を感じ始めてきます。

 

今回はそんな処暑の頃のケアをご紹介します。

 

 

処暑(しょしょ)とは?

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暑さとどまりて、初めて退きやまんとすれば也 (暦便覧)

 

立秋の次。

秋の節気になるとおり、少しずつ涼しいと感じる時間が増えてきます。

 

処暑は

  • 2020年8月23日
  • 2020年8月23日〜9月6日

 

日と期間両方を表します。

 

処暑の頃の養生法

日中は暑く朝晩は涼しくなり始めて、夏の疲れが出やすくなる時期です。

夏の疲れを引きずらないようにご自身の身体をケアしてあげましょう。

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不安定を安定に

この頃は、1日の気温差が激かったり、台風の季節だったりと何かと自然界の流れが不安定になりがちです。

 

だからこそ、その流れに流されすぎないように普段の生活を安定させることは大切です。

 

例えば、睡眠。

ダラダラ夜更かしは控えて、夏の頃よりは少し早めに寝る。

日中はしっかり活動する。

 

オンオフをはっきりとさせてみるといいと思います。

 

そして、食事。

暑いからといっていつまでも冷たいものを摂りたいだけとるのはそろそろやめて。

例え一品だけでも、加熱したものや汁物を意識して増やしてみましょう。

 

あとは自分軸というのも大切。

自分は何が好きなのか?何がしたいのか?何のためにするのか?

そういったものを問いかける機会を増やすのもいいと思います。

 

あとはヨガや瞑想のように自分の内側を見つめる時間を作るのもオススメです。

 

乾燥

秋は乾燥の季節。

 

夏の紫外線などのダメージと秋の乾燥で肌荒れが起こりやすい時期になります。

皆さんどうですかー?

 

改めてスキンケアを見直してみたり、いつも使っているラインよりワンランク上げてみたり、美容液やパックを追加してみてもいいかもしれません。

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また、秋の果物のひとつといえばの

梨は秋を担当する「肺」を潤してくれて、秋の乾燥による不調(気管支炎や咳のような)対策にもおすすめです。

 

腸を整える

東洋医学的に、秋を担当する「肺」とペアなのが「大腸」です。

 

腸内環境を整えるということを意識するのも大切です。

 

便秘がちな方は食物繊維や発酵食品など。

お腹が冷えやすい方は温めるとか。

ストレスで胃腸にきやすい方は、アロマなんかを取り入れてリラックス時間を作るとか。

ヨガや適度な運動でリフレッシュするのもいいと思います。

 

最近「腸活」という言葉も流行っています。

ご自身に合ったやり方で「腸活」ができるといいですね。

 

まとめ

夏が好きな方は少し寂しくなったり

夏が苦手な方は少し嬉しくなったり

 

秋の始まりが感じられる時期。

 

夏の疲れを悪化させないようにケアして本格的な秋に向けて準備しましょう。