薬剤師&鍼灸師がコーディネートする“なりたい私”の基礎作り

東洋医学の視点から薬剤師&鍼灸師が毎日を快適に過ごすちょっとしたセルフケア法をお伝えしています。

【目の疲れ】植物を使ったケア法を鍼灸師がご紹介

春は特にですが目の不調に要注意の季節。

目!?と思われる方もいると思いますが。

 

そう、目!

東洋医学的に春は上の方(目や頭)に不調が出やすくなると言われています。

今日はそんな目を労わるケア法を鍼灸師である私がお伝えします。 

なんで春は目に不調が出るの?

春は五行でいうと、“肝”と同じグループにあります。

“肝”の気は上へ上へと上がっていくので、気が上にたまりやすくなります。

たまりやすいということは、ちゃんと巡っていないということです。

 

東洋医学では、ちゃんとバランスが取れていて、ちゃんと巡っているのが健やかな状態。

 

ちゃんと巡っていないということは、上の方に何かしら不調が出やすいということになります。

 

目の疲れやかすみなどはありませんか?

春は特にそんな不調が起こりやすくなります。

 

その他春の不調や過ごし方についてもう少し詳しく知りたい方は立春とは?東洋医学からみる春の過ごし方 - 薬剤師&鍼灸師がコーディネートする“なりたい私”の基礎作りをご覧ください。

 

目をいたわるケア法をご紹介

ここからはセルフケア法をお伝えします。 

①ホットアイマスク

温めることで“血”の巡りがよくなります。

そうなるとそれに便乗して“気”の巡りもスムーズになってきます。

 

そうでなくても温めるって単純にふわっと緩んで気持ちいいしね。

温める方法はいろいろあるけど、ホットアイマスクは目を温めるために作られたものなので1番いいと思います。

あずきカイロ

その中でも私のオススメはこのあずきのチカラ

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500wなら40秒レンジでチンするだけで程よい温かさになります。

そして目の上に乗せるだけ。

なんでも手軽で簡単なのがいいですよね。

 

そして、個人的な最大の魅力はあずきを使っているところ

 

あずきは水分量が多いのです。

なので、温めるとあずきの中の水分が水蒸気になって目の奥の方までじんわり温めてくれます

 

とにかくこの蒸気が気持ちいい

そして蒸気で程よく目の周りが潤います。

 

春は花粉とか黄砂とかで気付かないうちに目やまぶたをこすって荒れがちになるからね。

蒸気で潤いも与えられるから気に入ってます。

 

さらに、あずきのツブツブの当たり具合と圧がちょうどいい。

軽くツボ押しされてるみたいで二度おいしい感じです。

寝転がってまぶたにこのあずきのチカラを乗せてその上から手を乗せるとツブツブの刺激がさらに強まって気持ちいい。

 

やってみてね☆

 

そして繰り返し使えます

買い替えのタイミングはなんと250回だそう。

経済的なのもうれしいポイント。

 

ちなみに肩バージョンもあります。

肩がこりやすいのでこちらも愛用しています。

 

②あずきカイロを作ってみよう

あずきのチカラって要するにあずきのカイロ。

あずきカイロって本当にいいの?

 

そんな方はまず作って試してみてね☆

めっちゃ簡単です!

参考にさせていただいたのは小豆(あずき)カイロの作り方!冷えや肩こりにも効果アリ?|ニュースコラム | リビングくらしナビ
 

1.綿とかの天然素材の布で使いやすい大きさの袋を作るor巾着を用意する

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私は息子が使わなくなった巾着を。

 

2.お好みの量のあずきを入れる

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今回は150g

あずき1カップ弱でだいたい150gでした。

 

3.口を縫う(←私はめんどくさがりやなので縫わずでした)

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以上!

あとは600wのレンジで30秒〜1分くらい温めて目の上に乗せるだけ。

じんわり気持ちいい〜。

 

※温めすぎ注意!あずきが割れる可能性もあるので必ず様子をみながら温めてください。

※布は必ず天然素材のものを使用してください。

※一度温めた後は4時間以上あけて使用してください。

 

こちらももちろん繰り返し使えます。

触ってみてあずきが割れてきたらさようならしてね。

 

②ツボでケア

鍼灸師らしく目の疲れにオススメなツボもご紹介します。

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睛明(せいめい)

目頭の少し内側あたり。

よくメガネをかけてる人がメガネ外した時に親指と人差し指でつまむ部分。 

攅竹(さんちく)

眉頭のくぼんだあたり。

魚腰(ぎょよう)

眉毛の真ん中あたり。

太陽(たいよう)

眉尻と目尻の間の少し外側のくぼんだところ。

こめかみあたり。 

承泣(しょうきゅう)

黒目の下の目の骨のきわあたり。

 

要するに目の周りです。

目をいたわるツボがたくさんあります。

指で気持ちいいくらいの圧で押さえてみてね。

 

お仕事中とか外出中で温めるなんてできない!

そんな方は是非こまめに押してあげてください。

 

③菊の花

菊花(きっか)は生薬の一種ですが、目の不調に使う代表格の一つです。

実際、目の不調に使われる漢方の中にも入っています。

菊花のおすすめの取り入れ方は、お茶として飲むこと。

菊花茶というのを聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

それです!

 

④それでもダメなときは…

くるみ灸がとてつもなくオススメです。

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見た目はアレですが…笑

でももぐさのにおいが嫌いじゃなければ本当にオススメです。

 

くるみの殻をまぶたの上に乗せて、その上にもぐさを乗せて火をつけると…

 

くるみの殻の空間部分に温かさが充満してほんっと気持ちよくて緩まります。

この空間がいい!と言われる患者さんもいらっしゃいます。

 

実は、くるみ灸で使うくるみは、目にいいと言われている生薬(菊花)を煎じた液で漬け込んであります。

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なので、その蒸気もくるみの空間に充満して目を潤しつつ癒してくれます。

 

目の疲れやかすみが気になる方。

パソコンやスマホなどで普段から目を酷使している方。

オススメです。

 

お近くの鍼灸院さんでやられているところもあると思います。

是非行ってみてね!

もちろんうちでもやってます。

くるみ灸のみの施術もお受けしているので、是非体感してみてください☆

 

最後に

春は花粉などで目に負担がかかりやすくなります。

東洋医学的にも春は目に不調が起こりやすくなると言われています。

 

こまめにケアしつつ、時には専門家を頼りつつ目をいたわりましょうね。

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