【気圧病】鍼灸師がおすすめする簡単ケア法はこちら
雨の日になると、頭痛がおきたり身体が重だるくて調子がなんとなく悪くなる方って意外と多いと思います。
中には体調の変化でもうすぐ雨がくる!なんてわかる方もいます。
そんな雨の日に調子が悪くなること。
最近では『気圧病』とも言われています。
気圧の変化をキャッチする耳の中の内耳という部分が敏感な方は、内耳から脳へ伝える刺激が強すぎて自律神経のバランスを崩してしまって不調が起きるそうです。
今日はそんな雨の日に調子がイマイチ…
そんな方の東洋医学からみたセルフケア法をお伝えします。
気圧病は東洋医学的にどういう状態なの?
古くからある東洋医学の世界には、気圧病という言葉はありません。
東洋医学では、病名と言うよりもその人を全体的にみて今はどんなバランスなのかな?と診ます。
気・血・水
東洋医学では、患者さんを診る時に使うバランスはいくつかあります。
今日はその中でもよく使う『気・血・水(き・けつ・すい)』で診ます。
・気=エネルギー
・血=血液
・水=血液以外の水分
こんなイメージですが、東洋医学ではこの3つが身体の中をバランスを取りながら巡っていると考えます。
自然界とわたし
東洋医学には、自然界で起こることは私たちの身体の中でも起こるという考え方があります。
天気が悪い日ということは、私たちの身体の中も天気が悪い状態になりやすいということ。
天気が悪い=雨という事は、私たちの身体の中も雨だということ。
雨は水です。
このことをふまえると、キーワードは“水”
身体の中に“水”が無駄にある状態。
という事はうまく巡っていない状態ということです。
これを『水滞(すいたい)』と言います。
水滞とは?
水滞タイプさんは、“水”の巡りが悪い方。
そんな方は、雨の日に調子が悪くなる方がとても多いです。
もしそうでなくても、次にあげるチェック項目でいくつか当てはまっていたらもしかしたらあなたも水滞タイプかも。
《水滞タイプチェック》
☑︎むくみやすい
☑︎重だるい
☑︎ズキズキ広い範囲の頭痛がある
☑︎乗り物酔いしやすい
☑︎胃がちゃぽちゃぽする
☑︎下痢や軟便気味
☑︎オリモノが多い
どうですか?
そんな私はめちゃくちゃ当てはまります。。
“水”の巡りをよくするにはどうしたらいいの?
ここからはセルフケア法をお伝えします。
①食からケア
水の流れを良くするもので手軽なのはハトムギです。
水滞タイプさんは水分の取り過ぎは要注意ですが、普段のお茶をハトムギ茶に変えてあげるのはとてもオススメです。
ハトムギだけだと味が淡白すぎるという方は、いつも飲んでいるお茶にハトムギを混ぜてあげるといいと思います。
あとは、トウモロコシのヒゲ茶も身体の中の余分な水分を出してくれるのでオススメです。
最近はドラッグストアでも見かけるようになりました。
南蛮毛という名前で売られているものもトウモロコシのヒゲです。
味は淡白なので、これも他のお茶との相性はいいです。
あとは、きゅうり、スイカなどのウリ科のもの。
身体が冷えるので食べ過ぎには注意ですが、これらも余分な水分を流してくれます。
②毎日の生活からケア
冷えは身体の巡りを妨げてしまいます。
なので、まずは身体を温めることが大切です。
ゆっくりお風呂に入ったり、温かいものを口にするとか。
あとは、筋肉は身体を温めてくれるので軽く筋肉を刺激できるような運動もいいと思います。
難しく考えずに例えば、いつも使う駅より一駅先の駅まで少し早歩きで歩いてみるとか、階段を使うように心がけるとか。
そういう小さな積み重ねです。
雨の日に頭痛がひどい場合は、耳をゆっくり外に→上に→下にそれぞれ5秒ずつくらい引っ張って、そのあとゆっくり5回ずつくらい回すお耳マッサージもオススメです。
私はよくやってます。
最後に
雨の日に頭痛が起きたりや身体がだるくなると本当に雨の日が憂鬱になります。
それでも雨の日は避けることはできません。
それなら少しでも雨の日が好きになれるような身体になるといいですよね。
ここでお伝えしたセルフケア法は比較的簡単なものばかりだと思います。
是非日々の生活の中に取り入れてみてください。
雨の日が楽しみになるように、お気に入りの傘やレインブーツを揃えておくのもいいかもしれません☆