二十四節気 穀雨(こくう)東洋医学的過ごし方
2020年4月19日は二十四節気の穀雨(こくう)
春最後の節気です。
今日は穀雨(こくう)の頃の過ごし方をご紹介します。
穀雨(こくう)とは
春雨降りて百穀を生化すれば也(暦便覧)
大地を潤して穀物に恵みを与える春雨が降る頃。
穀雨は二十四節気の6番目の節気になります。
- 2020年4月19日
- 2020年4月19日〜5月4日の期間
どちらも指します。
穀雨の頃に降る雨は「百穀春雨」といって、100もの穀物を潤して恵みを与える雨とされ昔から農作業で重要な時期でもあります。
穀雨の前に農作業の下準備を完了しないとという感じです。
ということで、穀雨の頃の過ごし方をご紹介します。
穀雨(こくう)の頃の過ごし方
春土用を意識
2020年の春の土用は、2020年4月16日〜5月4日
穀雨はちょうど土用期間です。
胃腸を労わって、日々の生活を少し見直しましょう。
土用の過ごし方に関しては土用とは?東洋医学からみる土用の過ごし方 - 薬剤師&鍼灸師がコーディネートする“なりたい私”の基礎作り
「湿」に注意
今までは春=風の季節でしたが、春雨の影響もあって湿気が増えてくる季節でもあります。
さらに土用の期間は、東洋医学的に「湿」の影響を受けやすくなります。
「自然界の中で起きていることは人の身体の中にも起こる」
これは東洋医学の考え方の1つでもありますが、自然界と自分の身体をうまくバランスを取ることは大切です。
身体の中に「湿」がたまると
- 下痢、消化不良などの胃腸系の不調
- だるい、冷え、むくみなどの「水滞(すいたい)」の不調
これらが起こりやすくなると言われています。
水滞(すいたい)については【気圧病】鍼灸師がおすすめする簡単ケア法はこちら - 薬剤師&鍼灸師がコーディネートする“なりたい私”の基礎作り
おすすめの食べ物
そんな時は水分代謝を良くする食べ物を意識して摂るといいと思います。
ハトムギ、あずき、しょうが、あさり、海藻、セロリ、もやしなど。
この時期から梅雨明けくらいまでは、普段のお茶をハトムギ茶にかえるといいと思います。
おすすめのツボ
水分(すいぶん)
おへそから親指1本分の幅分上あたり
水の流れをよくすると言われているツボです。
ここは押すのもいいですが、大して気持ちよくはないので個人的にはお灸がおすすめです。
その他、むくみについては【足のむくみ】鍼灸師おすすめ!むくみのツボをご紹介 - 薬剤師&鍼灸師がコーディネートする“なりたい私”の基礎作り
夏の準備
穀雨が終わると立夏。
♪夏も近づく八十八夜♪
この八十八夜は立春から数えて88日目。
穀雨の終盤にやってきます。
暦の上ではもう夏が近づいています。
夏を快適に過ごすためにも身体も夏の準備をしておくといいと思います。
具体的には
- 太陽の陽をたっぷり浴びて陽気を満たす
- 早起きを心がけて活動的に
- 身体を動かす
- 野菜や果物から水分補給
これらは夏バテ予防にも大切です。
水分補給に関して、水分をとることは大切ですが、冷たすぎるものや冷たいもののガブ飲み、飲みすぎは夏の冷えにも繋がりやすくなります。
なので、野菜や果物から。
スムージーとかはこれからの季節おすすめです。
最近気に入っているスムージーはこちら↓↓
【レビュー】パーソナルスムージーGREEN SPOON特徴や味は? - 薬剤師&鍼灸師がコーディネートする“なりたい私”の基礎作り
野菜とか果物をとる習慣がない方はできれば温かい飲み物を。
まとめ
肌感覚ではまだまだ感じられませんが、もうすぐ夏がやってきます。
穀雨の時期にしっかりケアをして楽しい夏を迎えましょう。